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ハンチング
~狩猟用から都会的アイテム~
最近、お洒落な帽子をかぶっている人を、街でよく見かける。
大人の男性に一番の人気は、やはりハンチングだ。
なだらかに前傾した帽子の山と前びさしが短いのが特徴で、
山の高いトップハットなどに比べ、少々の風が吹いても飛ばされない。
ハンチングはハンティングキャップからの和製英語で、
鳥打ち帽とも呼ばれる。
19世紀半ば、英国で狩猟用として使われたのが起源。
注目すべきは、当時がぶっていたのが従者だった、という点だ。
狩猟の主役である貴族階級は、
トップハットやボウラー(山高帽)を愛用し、ハンチングはかぶっていなかった。
20世紀に入り、出始めたばかりの屋根のない自動車に乗る貴族たちは、
好都合とばかりにハンチングをかぶり始めた。
このため、ドライビングキャップとも呼ばれることになる。
こうして従者から紳士へと帽子の主は広がり、さらに世界中に広がっていく。
ハンチングは今や、カントリーな狩猟のイメージよりも、
都会的な街中でのお洒落として浸透してるのも、なんだか面白い。
テーラー・小西正仁
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イラスト・仲里カズヒロ

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